髪の悩み

毎日髪にアイロンを当てるとハゲるって本当?

こんにちは!そーいちろーです!

長年美容師をやっていると、時々お客様からこのような質問をされる事があります。

『毎日髪にアイロンを当てるとハゲるんですか🥺?!』

という質問。

ん〜

結果から言うとですね。

ハゲません!!!

そんな事でいちいちハゲていたら世の中の女性みんなハゲ頭です。

人はなぜハゲるのか?

その理由と

アイロンを毎日使いまくってもハゲるかどうかには直接影響する事はない理由

今日はこれらについて現役美容師の私が詳しく解説していきます!!

そもそも人の髪はなぜハゲるのか知ってますか?

今回の記事のテーマに関して疑問を持っている方はそもそも人がどうゆう過程でハゲてしまうのかを知らないと思うので、そのあたりをまずは詳しく解説していきましょう!

加齢

歳を重ねる度に年々肌のハリが無くなったりほうれい線がはっきりと出るようになったりするでしょう。

いわゆる加齢による老化現象ですね。

髪の毛も肌と同じで年齢と共に衰退していきます。これは人間の自然の摂理です。

私達人間の頭皮の中にはヘアサイクルという

髪の毛が生まれる→成長する→育ちきった→退化する→また新しい髪が生えてくる

という簡単に言うと髪の毛の人生みたいなものが存在するのですが、

ある程度加齢が進むと髪の毛が成長する時期だけがしだいに減少していき、退化する期間が長くなってしまうのです!

これが原因となって若い人とは違って密度がある太くて丈夫な髪の毛は思うように育たず、

結果的に薄毛へと進行していく。

これが加齢によるハゲの原因です。

ストレス

これも薄毛の原因になる大きな理由の一つです。

ムカついたことや不快に感じた事などが積み重なると頭の中でモヤモヤしているものが中々消えずに、ずっと考え込んでしまうことはありませんか?

このような時は大体、頭皮の血管が収縮して血行不良になり栄養が正常に行き渡らなくなっている状態です。これが原因で薄毛となります。

頭皮環境の悪化

昼夜逆転の不規則な生活を繰り返していたり、ジャンクフードのような油分の多い物ばっかり食べていたりすると新陳代謝が上手く行われない、毛穴が詰まるなどの頭皮環境の悪化が進み

20代前半の若いうちならともかく、30代以降に差し掛かると一気に薄毛のリスクが高まります。

身体に悪いムチャクチャな生活リズムを繰り返して健康体でいられるのは若い世代だけです。

歳を重ねれば重ねる程に自身の健康には十分に気を付けて生活しなければ一気に老け、そしてハゲます。

髪にアイロンを当ててもハゲる事はない理由

そもそも髪は死んだ細胞ですよ?

髪の毛は人間の肌と同じくアミノ酸で作られていますが、一番の違いは髪は死んだ細胞、肌は生きた細胞です。

髪の毛は毛母細胞で育てられた後に頭皮の外に出てきて角化します。この角化した状態というのはつまり

髪の毛が完成した状態。これ以上育たないということです。

この時に毛母細胞では既に新しい髪の毛がスクスクと育てられています。今頭皮の外に出て生えている髪はもう栄養を注がれる事はありません、なので髪の毛は死んだ細胞と言われるのです。

その死んだ細胞をあなたがアイロンで毎日加熱しようがクシやブラシでいじくり回そうが髪の毛を生み出している毛根部には特に何の影響もありませんよ?

まぁ毎日のように高熱アイロンで髪の毛巻いたりストレートにしたりしていたら髪の毛自体はものすごく傷むとは思いますが。

髪にアイロンを当てるとハゲる説はどこからきたのか?

言い伝えみたいなものです。

物理的な刺激を与えてハゲの原因となってしまう可能性でごくわずかに信憑性がある事と言ったら

例えばあなたが自分の髪の中に白髪を見つけて無理矢理一本ずつ引っ張り抜いていたりすると、それは毛根部を傷付け最悪の場合そこから毛が生えてこなくなる可能性があります。

これがきっと毎日アイロンをガンガン無理矢理かけている人がある日たまたま髪の毛が一部切れてしまったり抜けてしまったりした事からそんな言い伝えみたいなものに発展してしまったのでしょう。

まとめ

ハゲる原因は加齢、ストレス、頭皮環境の悪化。大体この3つのどれかである。

髪は死んだ細胞なので、あなたがアイロンでどうこうしたところで別にハゲには影響は無い。

髪にアイロンを当て続けるとハゲる説は言い伝えから来ている。

いかがでしたか?

とにかく毎日髪にアイロンを当てるとハゲるなんて嘘です。

これからもハゲにビビらずに安心してストレートアイロンやコテを使って大丈夫ですからね♪

まぁ、でも髪の毛のダメージ自体は進行し続けるのでそこは注意してください!

今回の記事があなたにとって少しでも参考になってくれたら幸いです☆

それではまた、お会いしましょう☆