美容院の疑問

美容院で返金してもらいたい時に取るべき3つの行動

こんにちは!そーいちろーです!

『美容院で大失敗をされた…許せない!!失敗されたこの髪は返ってこないんだからせめて返金してほしい💢』

こんな経験をした方はいませんか?

少なくともこの記事を読んでくれている貴方はそうじゃないでしょうか?

返金をしろ、金を返せと思っても、美容院の中でいざ発言するには中々勇気の要る事だと思います。

しかしそれでもあなたは勇気を出して言わなければなりません。

今日は私現役美容師がお客様の立場に立って、返金を要求するために必要な行動をあなたに3つ紹介いたします。

美容院から返金をしてもらうためにはどうするべきか?

もし貴方がとても気の強い方ならともかく、大体の方が返金をしてくださいというクレームを担当者に直接言うのは気が引けると思います。

そんな時に取るべき行動ですが

その美容院の責任者に強く返金の要求をする。

顔を見ない方が多少なりと言いやすいと思うので返金の要求は電話越しが良いです。その店の責任者もしくはオーナーに直接電話を繋いでもらい、返金してほしい旨を伝えます。言い方は人それぞれですが、とにかく自分がとてつもなく怒っているという事をアピールしてください。

絶対に『無料保証があるのでお直しをさせて頂きたい』と対応してきますが、こちらは必ず『もうそちらでは髪を扱ってもらいたくない』と言いましょう。

その後高確率で『一度髪の状態を見せてもらわない事には判断しかねる』とも言われるので、その場合は必ず美容院まで出向きましょう。

美容院側に返金する要因があった事をしっかり主張する。

いざ美容院に出向くと責任者もしくはオーナーが全力で謝罪に来ます。

そこであなたの気が収まれば良いのでしょうが、きっとこの記事を読み続けてる以上は返金をしてもらわなきゃ気が済まないでしょう。

やはり美容院側が一定期間の無料保証や何かしらのサービスなど返金以外の対応をしようとしてくるはずですが、あなたはここでもそれを拒まなければなりません。そして返金をしてもらうにあたって確実に美容院側に非がある事を主張する必要があります。

例*パーマの失敗で髪の毛がチリチリになってしまった時
  • 担当の美容師のカウンセリングが不十分すぎる
  • 自分の髪の毛の施術履歴もロクに確認せず、パーマをかけても大丈夫かどうかの問いに対しイエスと答えた。それなのにチリチリにされた。
  • 全てが終わってから『ダメージがひどくてパーマがうまくかからず髪がチリついてしまった』と言われ、正直言い訳にしか聞こえない。
  • 以上をもって、これは返金してもらわなければ気が済まない。

このように自分が被害者で美容院側に100%落ち度があったという事を証明しなければいけません。

話に筋が通っていなければ返金までの対応は難しいでしょう。

どうしても美容院側が返金に応じない場合、法的手段に出る旨を伝える。

これはあくまで最終手段です。

自分はお直しなど無料保証での対応も受け入れられない、そして美容院側も返金の要望に応じない、他に打つ手が完全に無くなってしまった時のみ弁護士という第三者を通して法的手段に出るのも一つの方法です。

こうなると美容院側もズルズルと長引かせたくない、めんどくさい事にしたくないと考え返金してくれる可能性が上がります。

ただ、もしあなたが本気で訴訟を起こしたとしても

正直、勝訴できる可能性は低い。勝訴したとしても費用倒れになるリスクの方が高いです。

なぜならニュースなどで過去にあった美容院の訴訟で損害賠償を請求できた事例は極めて少ないからです。

パーマ施術時の薬剤塗布による皮膚のトラブル、美容院内の転倒事故による物理的な怪我など髪の毛以外の重大な過失は数百万単位の損害賠償が認められた前例はありますが、

世間的に見て髪の毛は時期が経過すれば生え変わるものと見なされ多額の損害請求をすることは難しいとされているのです。

残念ながら実際はお互い何かしらの方法で和解に持ち込む方法で終わる事の方が多いようですが、

それでも法的手段に出ますか?

そーいちろー

昔キャバ嬢が不本意に髪を切られすぎて600万の損害賠償を請求した有名な事件があったけど、結局勝訴できたはいいものの実際に請求できた額は30万だったよ。そのキャバ嬢には気の毒だけどこれが現実なんだね。

まとめ

美容院に返金をさせたい時に取るべき行動とは?

  1. 電話越しでその担当者ではなく責任者もしくはオーナーに直接繋いでもらい自分が激しく怒っている事を伝える。
  2. 美容院側に重大な過失があって自分の髪の毛がひどい事になった、返金に値するということを口頭でしっかり説明する。
  3. 最終手段として法的措置に出るという選択肢もあるが、勝訴できる可能性は低く、費用倒れになる事の方が多い。

いかがでしたでしょうか?

ここまで徹底的に行動すれば大体の店はまず返金すると思います。

ちなみに普通は返金しなくてもいいように無料保証を設けているので返金するという事は美容業界では手切れ金を渡している事と同じです。

返金が成立した時にはあなたはその店には行けなくなり、次に通う店を探さなければいけません。

補足ですが、法的手段に出るという発言までは良いとしても返金に応じないからといって脅すような発言をしたり店内に延々と居座り続けるという事はしてはいけません。こちらが逆に脅迫罪や不退去罪で通報されてしまう可能性がありますから!

今回の記事が少しでもあなたのお役に立って頂けたら幸いです!

それではまた☆