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【美容師が検証してみた】かゆみを抑えるフェンテフォルテデリケートスカルプの効果とは?

冬場になるとやたら肌や頭皮、髪の毛など全てが乾燥し、かゆみフケが出てしまう方も非常に多いだろう。

そんな時に何気なくいつも使ってる普通のシャンプーで頭を洗ってしまうと、余計に乾燥して痒みが止まらなくなる可能性がある。

そうゆう場合は一旦そのシャンプーの使用を止めないとどんどん状態は悪化してしまう可能性があって危険だ。

今日はそんな超敏感肌の人のために作られた資生堂のフェンテフォルテについて詳しく解説していきたいと思います。

SHISEIDO 資生堂 ザ・ヘアケア フェンテフォルテ シャンプー (デリケートスカルプ)

SHISEIDO 資生堂 ザ・ヘアケア フェンテフォルテ シャンプー (デリケートスカルプ) 250ml【敏感肌用】 商品記号:4901872030897 2,200円

このシャンプーの特徴

まずシャンプー剤の主成分に最もよく使われていて、洗浄力が高いとされているラウレス硫酸Naがこのフェンテフォルテには使われていないという事だ。

それよりも洗髪中に頭皮の刺激が少なくて済むように洗浄力がマイルドなココイルメチルタウリンNaが使用されている。

実際中身を手に取ってみるとわかるが、かなりクリーミーな液体で、この時点でもう爽やかなミントの香りが漂ってくる。

そしてこのフェンテフォルテには資生堂独自の【頭皮バリアケアテクノロジー】というスキンケア技術が取り入れられている。

頭皮バリアケアテクノロジーとは?

冬場の乾燥が引き起こすかゆみやフケの発生原因は全て頭皮が荒れてしまっている事から来ている。

それを抑えるためにヒアルロン酸コンプレックス(高保湿成分)という資生堂の独自技術で頭皮のバリア機能を保ち潤いを与える事を実現したものである。

ちなみに世の中の男女で自分の髪の毛に何かしらの悩みを持っている人は全体の90%以上にも及ぶそうだが

その中でもさらに80%もの人々がフケ、かゆみ、ヒリつき、吹き出物などあらゆる不快感を感じた事があるという統計があるそうだ。

フェンテフォルテは頭皮に何かしらの繊細な悩みを持つ人達のために作られたヘアケア用品である。

実際に使用した人の口コミ

*地肌のかゆみや、カサカサが気になっていて、そちらの改善を期待して購入しました。お値段のだけあって、だいぶ緩和されえたのと、トリートメントもサラサラになるので、お気にいりです。強いて言うなら少々お高めなので、家族で私用はちょっと贅沢かなと思ってしまうところです。あとはサロンで購入しているので、気軽に手にとれたらな~と思います。

*頭皮の匂いが毎年歳を取るごとに気になっていて、こちらにお世話になっています。シャンプーはスースーとしていて爽快感があり泡立ちも良いです。洗い上がりもさっぱりしています。コンディショナーもべっとり感はなく使いやすいです。ただ、頭皮の匂いは夕方になるとどうしても気になります。これはもうシャンプーやコンディショナーの問題ではもはやないと思っているのですが、せっかく良いシャンプーを使っているので丁寧に頭皮をマッサージするように自分なりに頑張ってます。加齢には勝てないけれど、少しでも頭皮を労わりたいと思います。

引用元:@Cosme

ラウレス硫酸Naを使用しないマイルドな洗浄力のシャンプーだが、乾燥肌や敏感肌、刺激に弱い方にとってはちょうど良い洗い心地だそうだ。

どうやら同じフェンテフォルテシリーズのトリートメントを併用してあげると髪がサラサラになるらしいので、そちらも合わせて紹介していきたいと思う。

SHISEIDO 資生堂 ザ・ヘアケア フェンテフォルテ トリートメント (デリケートスカルプ)

SHISEIDO 資生堂 ザ・ヘアケア フェンテフォルテ トリートメント (デリケートスカルプ) 250g【敏感肌用】 商品記号:4901872031177 2,750円

このトリートメントの特徴

内容成分はシャンプー剤と同様に頭皮バリアケアテクノロジーという保湿や潤いを与える独自の技術が取り入れられているのだが

このトリートメント、なんとカチオンフリーだそうだ。

そして、シャンプーと同様にこれもミントの香りがするのかな?なんて想像していたのだが、手に出してみると意外にも無香料である。

カチオンフリーとは?

そもそも【カチオン】というのは元々は柔軟剤などに配合されている成分で、髪の毛にも手触りを良くしたり指通りを良くしたりするのに使われている成分だ。

しかし、これは成分自体に刺激が非常に強いため皮膚に洗い残しなどが少しでも残ってしまうと敏感肌の人には痒みや炎症を引き起こす原因となる。

そのため一部のトリートメントにはこのカチオンを全く配合しないデリケートな肌の人にも対応できる物が開発されていて、それが一般的にカチオンフリーと呼ばれているのだ。

カチオンというのはあくまで総称であって正式名称ではない。したがって商品の裏の成分表を見ても【カチオンの代わりに何を配合させてトリートメントとしての機能を保っているか】などの詳細はわからない。(実際にメーカーに電話しても企業秘密であるため回答してくれない事が多い)

しかし

カチオンフリーである以上、このトリートメントは敏感肌の人には最適だという事が明らかである。

実際に使用した人の口コミ

*リンスだけ使いました!

とってもサラサラになりまとまりがでます。香りもいいのでまた使いたいです!!

引用元:@Cosme

*すごく良かったです、頭皮にやさしく、かゆみがほとんどなくなりました。美容院ですすめてもらったんですが、プロ使用のが安く買えて良かったです!

引用元:Amazonカスタマーレビュー

ネット上でレビューサイトを色々と確認してみたが、どうやらフェンテフォルテのシャンプーとセットで使っている人が多いようで、これ単品の口コミというのは非常に少ない。

逆にいうとそれはこのトリートメントは単品で使うよりもシャンプーと一緒に使ってあげる事で、効果を発揮するという事だ。

実際に使用してみた

これまでフェンテフォルテ デリケートスカルプは敏感肌の方が使用中にかゆみやフケなどの頭皮トラブルが発生しないようにするために様々な処方が施されている事は説明したが

実際使用してみて、洗い上がりの手触りや質感なども確認してみたいと思う。

今回検証するウィッグはこれ。

カラーリングを繰り返して度重なる高熱アイロンの使用により、キューティクルが剥離してかなりバサついてしまっている。

この状態のウィッグにフェンテフォルテのシャンプートリートメントを使用して乾かした状態を確認していきたいと思います。

↓↓↓↓

タオルドライ後、乾かしただけだが

こんな感じに仕上がりました。

使用前と比べて毛先のバサつきや静電気による広がり、枝毛などがかなり抑えられている。

近くで見てもそれなりの艶感まとまり感が出ているのがよくわかる。

今回これらのシャンプー、トリートメントをそれぞれ使用してみた感想を美容師目線で正直にお答えしましょう。

フェンテフォルテを使用してみた正直な感想

肌に優しいココイルメチルタウリンNaを使用しているせいか、若干泡立ちが悪い。日頃からスタイリング剤やヘアオイルなどを多く使用している方なんかは二度洗いか三度洗いしてあげた方がしっかり泡も立つし綺麗に洗えるでしょう。

 

しかし

 

私もウィッグを洗髪していてすごく良かったと思ったのが

 

使用中ずっとミントのような爽やかな香りがしていてとても心地が良い。

 

手も地肌もスースーして洗い上がりもすごく爽快感がある。

これがきっと頭皮バリアケアテクノロジーが反応している証拠なのだろうと感じたのが正直な気持ちだ。

トリートメントもたくさん使用しても全くベタつかないくらいさっぱりとした質感に仕上がるので敏感肌の人には最適だが

 

ブリーチや縮毛矯正を繰り返した重度のダメージ毛にはちょっと物足りないだろう。

 

そうゆう時は毛先にのみ何か別のしっとりするタイプのトリートメントを使用してあげてもいいと思う。

まとめ

敏感肌の人に最適なフェンテフォルテの効果や特徴とは?

  1. シャンプーには洗浄効果が高いが刺激の強いラウレス硫酸Naは使用されておらず、トリートメントにもカチオンフリーで処方されているため敏感肌の人にも使いやすい設計になっている。
  2. 頭皮バリアケアテクノロジーという資生堂独自の技術が組み込まれていて、敏感肌の頭皮を保湿して潤いを与える。
  3. あくまで敏感肌の人のために作られた物なので、髪の油分が強い人に使用すると少し物足りない感はある。

いかがでしたか?

これまで説明したようにフェンテフォルテシリーズのシャンプートリートメントはとにかく敏感肌の人に優しい処方となっていて、普通の薬用シャンプーなどを使用すると痒みが止まらずフケが発生してしまう人に最適です。

どんなシャンプーを使用していけばいいかわからない人は是非一度試してみるといいだろう。

良かったら参考にしてみてください。

それではこの辺で失礼致します!