美容師が教えるダイエット

糖質制限ダイエットを3ヶ月行っても痩せられない女性の特徴とは?

本気で痩せたいと願っている女性はめちゃくちゃ多いと思います。

しかし、頑張っているのになかなか結果が出ないという女性もすごく多いんですよね。

糖質制限ダイエットを3ヶ月頑張っても全然痩せられない。そうなってくるとさすがに心が折れてしまうでしょう。

その原因はやはり

そのダイエットの仕方が良くないからという事に他ならないのですが

私は過去に3ヶ月で15キロのダイエットを成功させた実績があるので

ダイエットの仕方にはそれなりに自信があるのですが

その3ヶ月とか一定期間頑張ってもなかなか痩せられない女性のダイエット方法を聞いていると

【これじゃ確かにいくら頑張っても痩せられないだろうな〜】と思う事が多々あります。

自分は一生懸命ダイエットをしているつもりなのに痩せられないのは一体何が原因なのか?

今回はそこについて私の経験上から対策法も含めて詳しく解説していきたいと思います。

痩せられない原因となっているのは何なのか?

あなたの普段の食生活をこの目で見ているわけではないので、あくまで推測で解説しますが

糖質制限ダイエットをしているのに痩せられない人の特徴は大体以下の通りです。

夜間にたくさん食べてしまっている

これは糖質制限ダイエットをしている人にすごく多いです。

朝起きてから日中ずっと頑張って低糖質なサラダやササミなどを食べて我慢しているのだけれども

ダイエット中なので今まで好き放題食べていたご飯や麺類は全て我慢しているため、どうしても物足りない。

低糖質な肉とか野菜って食べても時間が経つと便として出てしまうから身体の中に残らないし脂肪として蓄積されにくいんですが、その代わり腹持ちが悪いので夜になるとお腹が空くのです。だから、あなたは就寝前にも食事してから睡眠を取っているのではないかと思いますが

それでは意味がありません。

「夜中に食べると太る」というメカニズムに大きく影響しているのは、BMAL-1(ビーマルワン)という、細胞内に存在するたんぱく質。特に脂肪組織に多く含まれ、体内時計を整える役目を担っている。脂肪を作ったり、酵素を増やすために指令を出したりする働きもあり、BMAL-1の量が増えるほど細胞内に脂肪が溜まって太りやすくなる。

このBMAL-1の分泌量が1日の中で最も少ないのは午後2時頃。ここから徐々に量が増えていき、深夜2時頃にピークに達する。なんと、その量は最少時の約20倍! 夜遅い時間の飲食がいかにキケンか、データを見れば一目瞭然だ。

引用元:枻出版社

上記の文章にも書いてある通り、夜間の食事が太るという事はちゃんと科学的に証明されているわけですが

せっかく日中の脂肪が燃焼される時間帯に低糖質なメニューで食事を済ませているのに夜の遅い時間になってまた食べていたら寝ている間に脂肪として再度蓄積されてしまうのでそれまでやってきた事が台無しになってしまいます。

太りたくなければ食事は日中の早い時間帯にできるだけしっかり取っておいてその後は夜になるにつれて極力控えめにしていくべきです。

カロリーばっかり気にしている

【とりあえずカロリーを制限しなきゃ!】と考えている人が多いんじゃないかなぁと思います。

そこで一番多いのが

【1日の摂取カロリーに対して消費カロリーを増やせば痩せられる】という話を耳にして、それを信じて実行するという事です。

結論から先に言いますが

残念ながらあれは嘘です。

食べ物が消化・吸収される過程で人体にどう反応するかを究明する「生化学」に携わってきた医学博士でAGE牧田クリニック院長の牧田善二氏が、肥満とカロリーの関係をこう指摘する。

「カロリーが高いものを食べると太ると思い込んでいる人がいますが、2008年の研究において、肥満とカロリーの関係性は否定されています。糖質(≒炭水化物)の取りすぎによる血糖値上昇が肥満を起こすと証明されています」

引用元:AERA dot.

【信じられない…】という方もいるかと思いますが、上記の文章にも書いてある通りそれは医学的な研究結果として証明されています。

痩せるか痩せないかにカロリーは関係ありません。

私は29歳の時にガチでダイエットを始めて3ヶ月で15キロも落としたと前述しましたが

ダイエット中にカロリーなんて一切気にしていなかったです。

肥満の原因はカロリーではなく糖質にあるという真実を知っていたため

その糖質量だけは気を付けるようにして

高カロリー高タンパクの肉などを毎日たらふく食べていました。それでも全く太らずに順調に痩せていったのですから間違いありません。

そもそも

人間の体重がそんな1日の摂取カロリーや消費カロリーの関係だけで簡単に痩せれるものならダイエットなんて何も苦労はしませんし、人の身体はそんな単純には作られていません。

それに

仮にあなたの1日の消費カロリーが2000キロカロリーだったとして

それをオーバーしないように毎日1食200〜300Kcalくらいの摂取になるように超低カロリーな食事を朝昼晩と続けていたら

あなたは確実に【質的栄養失調】を起こして体を壊しますよ?

【質的栄養失調って何?】って思う方も多いと思うので

以下の文章を引用しますが

栄養はたくさん食べれば満たされるものではありません。食べているつもりでも必要な栄養素を摂取できていないと、質的栄養失調になってしまうそうです。質的栄養失調とは「糖質過多+タンパク質不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足」の状態をいいます。日本人はタンパク質が足りません。また日本人女性は鉄が足りません。このふたつをたっぷりと摂れば心と体はみるみる軽くなるのです。

引用元:NEWSCAST

まぁ簡単に説明すると

とにかくカロリーを制限しようと偏った栄養バランスの食事を繰り返し、【食事は摂っているのに栄養は摂れていない状態】になり体調を崩してしまう症状の事ですね。

ダイエットをするにあたってカロリーばっかり気にしている人に多い。

人間の身体はそうなってしまう前に自動的に生命の維持をする必要があると認識し、1日の基礎代謝量をセーブする機能を働かせるようにできているのですが、それでもあなたが低カロリーな食事制限を止めずに過ごしていたら確実に質的栄養失調になるでしょう。

そうなれば当然身体を壊しますし、そこまで陥らなかったとしてもダイエットは必ず失敗します。

ですので、もしあなたがダイエットをするためにカロリーを制限した食事をしているのであれば

それは無駄な努力となってしまうので止めた方がいいです。

カロリーではなく糖質量を気にしている方が肉や魚など脂っこい物も食べれますし、身体を壊してしまう心配もありません。

肥満になってしまう≠カロリーが高い

という事ですのでご安心ください。

糖質制限ダイエットをしている時はカロリーは気にせず、ひたすら糖質の摂取量のみをコントロールする事に注力してください。そうすれば自ずと痩せていく事ができるでしょう。

時々断食を試みている。

これも痩せない人によくありがちなのですが

断食を試みようとする人が多いです。

いわゆるファスティングダイエットというやつをやろうとしているのかもしれませんが

私はダイエットの初心者にファスティング系の方法はおすすめしません。

あれは正しい知識を持って取り組めば確かに理論的には短期間でかなりの減量をする事ができますが

リバウンドする危険性が非常に高いです。

通常のファスティングは

約3日〜1週間を目安に水と栄養素を豊富に含んだ酵素のみを摂取し、米や肉などの固形物を一切食べずに過ごすわけですが

地獄のようにキツいですよ?

家に引きこもってジッと過ごしているならまだしも大抵の人は日中仕事をしているわけですし、日々活動しています。

動けば動くほど腹が減るわけですが

そんな中であなたが口にできるのは水と酵素だけ。

果たしてそんな何の腹の足しにもならない質素な物だけで数日間も耐えられますか?

おそらく無理でしょう。拷問のように苦しいので。

私はそのようなファスティング系のダイエットはやった事がありませんが

周りで挑戦した人は結構いました。まぁ〜二日も持たないですね。

我慢できなくなってその反動で結局糖質たっぷりの美味しいご飯をたらふく食べてリバウンドしてしまっているのが関の山です。

ファスティングは通常のオーソドックスなダイエットである程度痩せる事ができて自分自身で太らないようにするための食事管理がきちんとできるようになってから試してみるのがいいと思います。

ろくにダイエットを成功させた実績が無い初心者の方は真似しない方が良いです。

痩せないしリバウンドするし、下手すりゃ体調を崩すなどの危険性だってあります。

食事量を減らすのではなく、先程説明したように糖質量を気にするとか

とにかく痩せるための食事の質を見直した方が良いです。

睡眠時間が少ない

なかなか痩せられない女性は睡眠の重要性を甘く見てる人が多いですね。

毎日の体重を左右するのはこれまで話した食事の質もそうですけど

睡眠をいかにしっかり取っているかが重要なのです。

あなたは1日に平均して何時間の睡眠を取っていますか?

もし6時間以下なのでしたら、それはダイエット中のあなたにとってはちょっと短いですね。できれば8時間寝られるように心がけましょう。

なぜなら

一見、無関係のように思える睡眠と肥満の関係ですが、米コロンビア大学の研究では以下のような結果がでています。

7~8時間睡眠の人

5時間睡眠の人

4時間以下の睡眠の人

を対象に肥満度を調べたところ、7~8時間眠る人の肥満度がもっとも低いという結果が出ました。さらに肥満率は5時間睡眠の人で50%、4時間以下の睡眠の人では73%も上昇したのだそうです。

引用元:女性の美学

このように睡眠不足の人が太りやすいというのは統計的なデータとしてはっきりと出ているからです。

試しにすごくよく寝た日の朝ほとんど寝ていない日の朝の両方に体重計に乗ってどっちが体重が落ちているかを比べてみるとよくわかるはずです。間違いなく前者の方が減っていますから。

本気で痩せたいのであれば睡眠は絶対に毎日しっかり取るべきですね。睡眠不足は絶対に痩せません。

まとめ

糖質制限ダイエットを3ヶ月もやっているのに全然痩せられない女性の特徴とは?

  1. 就寝前などの夜間にたくさん食べてしまっている。
  2. カロリーばっかり気にして無駄な食事制限をしている。
  3. 断食を試みてその後の食事で一気にリバウンドしてしまっている。
  4. 痩せるために必要な日々の睡眠時間の意識が甘い。

いかがでしたか?

頑張っているのになかなか痩せられないあなたは

今回私がお伝えした事のどれかに当てはまっているのではないかなぁと思います。(その中でも夜間の食事や睡眠不足は濃厚です)

逆に言えばこれらの内容をしっかり意識して糖質制限をしていけば3ヶ月もあれば必ず痩せられるはずです!

これからまた気を引き締めて諦めずに頑張っていきましょう!

健闘を祈ります!