
いくら入客してもどれだけ数をこなしても、なかなか指名客が付かない。
そんな悩みを持っている美容師は多いはずだ。
それもおそらく男性の美容師に多いのではないかと思う。
その理由は、私が11年間美容師をやってきた経験上、女性スタイリストで全然指名が付かない人というのはあまり見かけなかったからだ。(もちろん全然売れない人もたまにはいるが)
男性スタイリストの場合
面白いことに売れない理由は、どこの店のスタイリストでもほぼ同じだ。
今日はそこについて詳しくお話ししていきたいと思います。
指名されない原因とは何なのか?
指名売り上げがなかなか伸びない原因は意外に思われるかもしれないが
技術はあまり関係無い。
美容師目線で見てめっちゃ下手でも、素人のお客様はそれをどう捉えるのかなんてわからないのだから。
本当の原因はそれ以外のところにあるのだ。
気遣いが足りない

純粋に普段から思いやりの気持ちを持って接しているかどうかだ。
売れっ子の男性美容師というのはこれがめちゃくちゃできる。
すごく些細なことだが、例えば
【カラーリングの放置中に飲み物を差し出す時も相手が取りやすいように取っ手を利き手側の方に向けてあげる】
【咳をしていたら飴を渡してあげる】
というようなちょっとした気遣い。
こうゆう一面をたくさん見せる事ができるスタイリストは支持される。
売れっ子美容師から見たら当たり前の事なのかもしれない。おそらく習慣化されているのだろう。
だが、売れない男性美容師にとってはこんなちょっとした気遣いにも頭が回らないのだ。
きっと、他人が教えたところで面倒くさいと思ってしまうだろう。
技術なんか最初下手くそでも長年やっていればよほど向上心が無い奴じゃない限り、勝手に上手くなる。
しかし
この気遣いの良し悪しに関してはその人の生い立ちや元々の性格も強く影響してくるため、改善するのはなかなか難しい。
技術力よりも接客の質が求められる今の時代において、この欠点は美容師をやっていく上では致命傷だ。
人間性に欠けている

【人間性がダメな奴はどんなに技術が上手くても絶対に売れない】
私が美容師になったばかりの頃から上司に口をすっぱくして言われていた事だが
これは本当にその通りだと思う。
前述した気遣いの部分もそうだし
それ以外のトーク力なども重要になってくる。
- プライベートが充実していて話のネタをたくさん持っている。
- 教養に興味関心があってそこに対しての知識が豊富。
- ギャグセンスが高くて面白い。
このように何かしらで人としての魅力を感じるものが無ければ男性美容師が指名数を伸ばすことは難しいのだ。
ここの部分に関しても努力がどうのこうと言うよりは
その人の個性が強く反映されるため
ある意味【才能】が要求されるだろう。
見た目的にちょっと近寄り難い雰囲気である。

売れている男性美容師の雰囲気を見てると
皆、どことなく柔らかい雰囲気だ。
服装とかその人の外見的な部分に関しても特別オシャレをしているというわけでも無い。
普通にボタン付きのシャツを羽織り、ジーパンを履いているというシンプルな格好だ。
当たり障り無いだろう。
これは郊外のサロンで美容師をやるのか都心の激戦区で美容師をやるのかによっても変わってくるかとは思うが
指名客がたくさん付くかどうかにファッション性はあまり関係無いという事になる。
お客様は美容師の自己満ファッションショーを見に来ているのではなく
話しやすく接しやすい人を求めているのだ。
逆に
強面EXILE系や清潔感の無いしみったれたオヤジの美容師は
雰囲気的にもちろん近寄り難い。
イカついシルバーのネックレスをジャラジャラさせてヒゲを生やした一見オラオラの男性美容師は
一般の女性からしたらちょっと怖いだろう。
それでも美容師が先程話した抜群の人間力を兼ね備えているなら挽回できる余地があるが、それも無いなら仕上がりが良くてもまた指名していこうとは思わなくなる。
おそらく、キャバ嬢のようなちょっと強めの女性じゃないと顧客になりづらいのではないかと思う。
それは普通の美容院には1割にも満たない程度の少数派であり
必然的にそうゆう美容師は売れないという事になってしまう。
売れたければまず、自身の身なりから改善していく必要があるだろう。
ファッションもお客様目線で考えたウケのいい服を選ぶべきであって
自分の好きな格好ばかりしていたらダメだという事だ。
まとめ*売れない男性美容師はこうしろ。
売れない男性美容師の3つの特徴
- とにかく気遣いが足りない。
- 人間性に欠けるため、話していてもクソつまらない。
- 雰囲気的に強面でなんとなく近寄り難い。
いかがでしたか?
売れない男性美容師は技術に問題があるという事ではなく、人柄に問題があるのだ。
しかし
男性美容師ほど技術だけにやたらこだわる【美容バカ】が多い。
売れない奴ほどそればっかに注力して人間性を磨かない奴がほとんどだ。
そうゆう人間は内面的な部分を強化していくのは難しい。おそらく上っ面だけで終わってしまうだろう。
では、売れない美容バカの美容師は一体どうすればいいのかと言うと
美容師から少し方向転換をして
キャバクラのヘアメイクを覚えれば良いのだ。
なぜなら
あの仕事は完全に腕の良さだけが問われる実力社会だ。
キャバ嬢はヘアメが上手ければ勝手に人間性も個性として認めてくれる。逆に下手くそな奴は何をやっても認めてくれない。
あなたが大好きな技術一本に没頭する事ができる。
キャバクラでヘアセットを身に付ける事で得られるメリットはたくさんある。
詳しくは下記のリンクに書いたので、興味があれば是非とも読んでみてほしい。
美容師はヘアメにいく前の日中の空き時間を利用して続ければいいのだ。
売れない男性美容師達へ
長く美容の仕事に携わりたければ
キャバクラのヘアメイクさんになるのだ。
今日のお話はここまで。最後までお付き合い頂きありがとうございました!
それでは!