
【やる気が無い、美容学校を辞めたい。私はどうすれば良いでしょうか?】
このような相談をネット上でもリアルでもよく見かける。
それに対して【諦めちゃダメだ】とか【もう一度よく考えた方が良い】と助言を与える人が多い。その通りだと思う。
しかし
私が実際にそのような相談をされた時は
【じゃあ、さっさと辞めてしまった方がいい】と言ってしまう事もある。
別に突き放すような言い方をしているわけではない。
全てその人のためを思って言った事だ。
今日はその辺について詳しくお話ししていきましょう。
なぜさっさと辞めてしまった方がいいのか?
時間の無駄

あなたは毎日、過ぎ去ってしまったら取り返す事ができないものを買っている。
それは【時間】だ。
こればかりは一方的に経過していくだけで後戻りはしない。
無駄にしてはいけないのだ。
【時は金なり】
よく耳にする言葉だろう。
現にあなた今美容師免許を取得して美容師になるために必要な時間を金で買っているわけだが、
【やる気が無くなってしまった。】
【学校へ行っている時間が無駄に感じてしまう】
このように思っていて辞めようかどうかが頭の中をよぎっているのであれば、とっとと辞めてしまった方が良い。
それはなぜかと言うと
あなたは若さというかけがえのない貴重な時期を無意味な事に時間を捧げてしまっているから。
【そのまま毎日ダラダラとやる気のないまま学校へ通っていてどうしたいですか?】→興味のない授業なんて聞いていたって身にならないですよ。
【とりあえず国家試験受けて資格だけでも取っておきたいですか?】→美容師免許なんて美容業に就かなかったら何の意味も無い。実際に私の友達にも免許だけ持っている休眠美容師は腐る程いる。
【一緒のクラスになった仲の良い友達に会うために学校へ行くだけで満足ですか?】→そんな友達も同じ美容業を志す仲間として見れないのであれば付き合うだけ無駄。そのうち必ず接点が無くなり連絡を取ることは無くなります。
このようにあなたの将来性を考えても、あなたは美容学校で貴重な若い頃の2年間を無駄に過ごしてしまうわけである。
それならさっさと辞めて、他に挑戦したい事を見つけて始めてみるのも一つの手じゃないだろうか?
努力の無駄

美容業は非常に努力を要する。
技術に関していえばそんな簡単に習得できるようなものでもない。
慣れないうちなんか特に反復練習が必要だったりするので根気が無ければまず続かない。というか好きじゃなきゃ無理だ。
現在美容学校で頑張っている美容学生も我々現役の美容師も自分の求めていた技術が上手くいった時に初めて達成感とかやりがいを感じて【美容は楽しい】と心から思える。だからこそ大変な練習を繰り返してその充実感を味わうために日々努力する価値があるのだが
もしもあなたが【めんどくせぇ。やってらんねー】と思ってしまったのであれば、はっきり言って今あなたが受けている授業はあなたにとって努力の無駄である。
自分が最も興味があってやりがいを感じる事に注力した方が良い。
金の無駄

【多額の学費を払ってしまったから、辞めるに辞めれない】
そう思ってズルズルと引きずるように美容学校へ通っているのだろうか?
入学した当初にそのような気持ちだったとしたら、しばらく時間が過ぎればまたモチベーションが上がってやる気を取り戻すかもしれない。
しかし
【授業がマジでつまらない、美容というものに魅力を感じなくなってしまった】というのであれば、きっと在学中も卒業後もずっとそのまんまだろう。あなたが美容業を好きになる事はきっと無い。根本的に向いてないのだ。
美容学校は基本的な学費以外にも授業や実習、コンテストに出るための準備などで何かと金がかかる。それは美容師になってからも同じだ。カットの練習をするためにウィッグ代が山程かかる。
本来ならばそれらは全て美容師として一人前になるために必要な投資なのだが
やる気が無く美容がつまらなく感じてしまっているのなら、はっきり言って金の無駄だろう。
あなたはまだ若い。
美容学校に入学するためにかかった学費など、これから他のビジネスを始めて取り返す事は十分に可能だ。この際何か新たに熱中出来る事を探すのもそれはそれで一つの人生だと思う。
まとめ
やる気が無いならさっさと辞めてしまった方が良い理由とは?
- 時は金なり。過ぎ去った時間は取り戻せない。あなたは若さという貴重な時間を無駄にしてしまっている。
- 美容の技術はそう簡単に習得できるものではない。たくさんの努力を要する。めんどくさいと感じてしまったなら他の事に注力した方が良い。体力の無駄である。
- 美容業に従事する以上は学費以外にも今後もずっと実習やら練習やらでお金は掛かり続ける。それは本来必要な投資なのだが、やる気が無いなら正直それも金の無駄だ。
いかがでしたか?
美容の道は半端な覚悟で続けられる程、甘くはない。
実際途中で挫折してしまって結局他業種へ転職してしまった者は星の数ほどいる。辞めるなら早いうちに越した事はないだろう。ダラダラと続けていたって、正直無駄である。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
またお会いしましょう!それでは☆