美容学校

美容学校に通う年齢はできるだけ若い方が良い3つの理由

【美容学校は何歳まで入学可能なのか?】と聞かれても

【別に制限は無いですよ】と答える。

これはきっとどこの美容学校でも同じだ。

しかし、実際のところ美容師の道を志すのは何歳までを目安に決めた方が良いのか?

これに関しても特に決まりは無い。だってそもそも美容業界に定年退職という概念があまり無いのだから。

美容師を目指すのは何歳になってからでもいいのだが

私は遅くとも20代前半のうちに美容学校には入った方がいいと思う。

間違いなく若いうちに始めた方が良い。

その理由を詳しく説明していきます。

なぜ若い方が良いのか?

大きく分類すると以下の三つの理由が該当します。

仲間と気が合う

当たり前だが美容学校に通う子たちは基本的に高校を卒業してそのまま入学してくる。

つまり現役で入学してきた場合、18歳が圧倒的に多い。歳の差があったとしてもせいぜい1〜2歳差だ。

ほとんどの生徒がまだ高校を卒業したばっかりの超若者軍団。社会人経験の無いキャピキャピした連中。

落ち着きは無いだろう。

格好、雰囲気、ノリ、話し方も全てが若い。

そんな中でもしもあなたがクラスでたった1人のアラサーだったら?

【自分より一回り歳下の若者と一緒にキャピキャピできますか?】

【学生らしいヤンチャなノリに付き合えますか?】

【趣味や仕事、プライベートの話で一緒に盛り上がれる自信はありますか?】

【自分より人生経験がはるかに少ない歳下のガキにタメ口使われても耐えられますか?】

おそらく無理だろう。耐えられない。あなたはクラス内で間違いなく浮いてしまう。

私は通っていた学校では昼間部に25歳が約1名、夜間部に40代が約1名。学年全体で約2名ほどみんなより歳が離れた奴がいたが、その2人がちゃんと卒業まで通えたのは並ならぬ強靭なメンタルがあったからだと思う。かなり稀な例だ。

よって

明確な基準は無いものの20代前半を越えてから美容学校に入学するのは学校生活を考えるとあまり現実的ではない。

体力的に有利

美容学校で過ごした日々はとても楽しかったが、決して楽ではない。特に私は容量が悪く手先も不器用だったので人一倍苦労したが、それとは関係なく毎日宿題などやる事は何かしらある。明日の授業までにやっておかなければいけない事が何も無い日など皆無だった。

おまけに朝は大学生と違い毎日1限目からなので、美容学生特有の何キロあるかわからない重いカバンを背負って満員電車に揺られる。

放課後に自主練で夜遅くまで残ったりバイトをしたりしていると帰宅も遅くなるため、私の1日の睡眠時間の平均は6時間だった。

毎日眠いし、正直しんどい。

あなたはアラサーになっても30歳を過ぎてもそれに耐えられる自信はありますか?

私はあの時は若さゆえの体力があったからやり遂げられたと思っている。

現在31歳。今あの時と全く同じ生活をしろと言われても、無理だ。体力が持たない。

美容師になってからなんてもっとしんどかった。

最初に入社した会社は最初の1ヶ月は休日も新人研修と称して丸一日返上させられたし毎日15時間近く拘束されるかなりの激務。

若かったから耐えられただけ。

年齢を重ねるほど美容師へのハードルは高くなると思った方が良い。

就職先の幅が広がる

正直言って若い子の方が就職先はたくさんある。

美容師というハードな仕事に耐えられる体力、若さゆえの飲み込みの早さや柔軟性やこれから磨かれるであろう感性など全てを考慮しても、若者は伸び代があると思われているのだ。

美容院の求人は大体20歳〜32歳くらいが相場。非常に幅が狭い。

上限は32歳だったとしてもこれはあくまでスタイリストとして1から10まで全部できる前提での年齢だ。アシスタントは数に入らない。

なぜ、こんなにも求人のキャパが狭いかと言うと

先程の伸び代の話に加えて、美容院は早ければ30歳で開業してしまう人はザラにいる。実力社会なので顧客を持っていれば年齢は若くても関係ない。

そうゆう人達にとって自分より歳上の社員というのは非常に扱いにくいのだ。

年齢を重ねている分、変にプライドも高い。それに歳上だと思って接してしまうと言いたいことも言いづらいため、厄介である。そうなると店にとってはリスクしか無い。

このように伸び代の無さや扱いづらさを考えた結果、アシスタントとして採用するならできるだけ若い子が良いという店も多々あるのだ。

しかし

地域密着型の年配のお客様が多いサロンなんかだとまだまだ採用するメリットはあると考えられる。なぜならそうゆう店のオーナーは50〜60代とかなりのベテラン経営者。働いているスタッフも40代以降が多かったりするので、アシスタントは20代前半でなければ採用しないなんて事は絶対ない。

以上のように、若い子の方がどこの店も接客採用するのだが新卒生である程度年齢を重ねても受け入れてくれる環境はあるという事だけは覚えておいてほしい。

まとめ

美容学校に通う年齢は若いうちの方が良い理由とは?

  1. 高校を卒業したばかりの18歳くらいの生徒が1番多いため、あまりにも年齢が離れていると学校生活を送る上で仲間と気が合わず過ごしづらい。
  2. 若いうちの方が美容学校〜美容師アシスタントのハードな日々に耐えられる体力がある。
  3. 雇う側からしても若い子の方が扱いやすく伸び代があると思っているので、就職先の幅が広い。

いかがでしたか?

とにかく美容業はあなたが思っている以上に体力が要求される仕事です。若いうちに始めておくに越した事はありません。

特に美容師アシスタントになってからは心身共に削られていくような感覚になるので、タフさが必要ですね!!

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

またお会いしましょう!それでは☆