
【自分は美容業に向いていないのかな….】
【センスが無いのかもしれない…】
【毎日の実技の授業が憂鬱】
というような劣等感を持ってしまっている美容学生は少なくないはず。
私も学生時代はそうだったから気持ちはよくわかる。
しかし、心配無い。
あなたが抱えている不安など我々のようにプロの美容師になった時には既に米粒くらいに小さい悩みだったと思えるようになるから。間違いない。
それに
仮にあなたが不器用で実技の授業の度に恥ずかしい気持ちになってしまっていたとしても
全然何の問題も無い。
その理由を美容学生時代に成績が悪くて仕方なかった私が説明しよう。
なぜ下手でも問題がないのか?
あなたが今心配に思っている事なんて笑っちゃうくらいに些細な悩みだと思えるようになる日が必ず来る。
なぜなら以下の3つの理由はどんな時代でも変わらないから。
美容学生の技量なんて大差は無い

あなたはきっとクラスで下等な自分と優秀な子を比較して見てしまっているのだろう。例えばワインディングとかオールウェーブのクオリティの差とかかな?
【なんであの子は大して練習しているわけでもないのにあんなに上手なんだろう。それに比べて私はこんなに下手クソで…嫌になる】
こんな気持ちになっていないだろうか?
私もあなたの気持ちは痛い程によくわかる。放課後にめちゃくちゃ練習してたのに実技試験に落ちてしまった事なんて何回もある。その度に歯痒い気持ちになった。
しかし、大丈夫だ。
我々現役の美容師から見たら
【美容学生の力量なんて大差無い】と思っている。
ドラクエで例えるなら、すごく成績が良い子がレベル2、すごく成績が悪い子がレベル1。それくらいの差だと思っている。大した事ないだろう。
今は劣等感を持っていたとしても全く問題無い。むしろその悔しい気持ちは忘れてはいけない。武器にするのだ。
そうすれば、あなたが美容師としてサロンに就職した時に必ず役に立つ。
どうせサロンに就職したら一からやり直しだから

どこのサロンに就職しても、あなた達が最初にやらされるのはどうせ掃除とか雑用ばっかりだ。美容学生の時に優秀な成績を収めてコンテストで表彰されたとかいうちょっとした栄光はリセットされる。
みんなシャンプーのウエットの練習からやり直しすることになるのだ。
あなたの友達にはウィッグカットのコンテストで優勝したからと言って髪の毛が切れる自信がある奴がいるのだろう。
大丈夫。
学生さんの能力なんてサロンじゃクソの役にも立たない。むしろ、20歳くらいの小僧が変にプライドを持っていると我々先輩も指導しづらいから、それなら不器用で素直な子の方がよっぽど良い。
この記事を読んでくれている学生さんは、青山原宿の有名サロンに就職したいと考えている子もいるだろう。
一つ言っておくが、面接の段階で美容学生の技術レベルを審査ポイントとして重要視している店は少ない。
美容師としての価値が問われるのはまだまだ先の話だから

正直言って、美容学生の段階で将来有名な美容師になれるかどうかなんて誰にも判断できない。今の成績の良さなんて何の参考にもならないのだ。
今は国家試験に受かる事だけ考えていればいいのだが、それも大丈夫。
実技の試験はタイムに入り構成ミスさえしなければ絶対に落ちない。
先生達はあなた方を全員必ず合格させるために念には念をという事で厳しく接しているだけだ。
美容師はメジャーリーグ級のバカでもなれる職業だ。詳しくは下記のリンクも読んでほしい。
学科だけはちゃんと勉強をしておく事を強くすすめる。
これに関しては頭の良い悪いは全く関係がない。
真面目にやってきたかやってきてないかのどちらかだ。
学科の試験に落ちる人の特徴を見ていると、先生の忠告を聞かずに適当に勉強をサボりまくっていた奴らであり
落ちてしまった後は
正真正銘のバカというレッテルを永久に貼られる事になる。
美容学校の時点でワインディングが上手いとか
コンテストでグランプリに輝いたとか
正直どうでもいい。美容師になってからの人生をどう過ごすかの方が100倍くらい大事だから。
ただ、国家試験だけは落ちてはいけない。それだけはあなたの今後の人生にずっと付きまとってくる。
まとめ
美容学生は実技が下手でも特に問題は無い理由とは?
- 美容学生の技量は現役の美容師から見たらどの子もあまり大差が無い。
- サロンに就職したらどうせ1から全てやり直しさせるため、変なプライドを持っているくらいなら不器用でも素直な子の方が扱いやすい。
- 美容学生の時点でその子の美容師としての価値なんて判断が付かない。国家試験さえ受かればそれで良い。
いかがでしたか?
成績が悪くて悩んでいるあなたへ
まだまだ伸びしろはいくらでもある。むしろ昔は劣等生だったという過去は将来のあなたにとって財産となるから何も心配しなくて大丈夫だ。
明日も気を引き締めて学校に行きなさい。
辞めちゃダメだ。必ず芽が出る日が来る。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
またお会いしましょう。それでは!