美容師への疑問

美容師は馬鹿でもなれる職業なのか?

【美容師は頭が悪い】

【底辺職】

このように2ちゃんなどネット上では美容師に対して嫌悪感を持っている一般の人から批判される事は多々あるが

実際のところ、美容師がそんな批判されるほど馬鹿でもなれる職業なのか?と聞かれると正直に答えたくなるのだが

なれます 

美容師の面白いところは馬鹿なところも時には長所として生かせるところだ。

しかし、それと同時に馬鹿はもちろん重大な欠点にもなりうる。

つまり両極端なのだ。

今日はその辺について幾多のバカ美容師を見てきた現役美容師の私が詳しく解説していきます。

なぜ美容師が馬鹿でもなれる職業と言われるのか?

大体以下の3つの理由が挙げられる。

学力が関係無い

私の経験上、今まで出会った美容師のなかで勉強がすごく出来て高学歴で頭が良い奴というのはあまりいない。(もちろん良い人もいるが)

みんな、頭が悪い

その頭の悪さというのは、大体は専門学校の時点で通っていた高校のレベルやその人の生い立ちなどを聞いているとわかってしまうのだが、例えば超ハイパーバカ高校出身の人とかだと高校生の時に習っていた授業なんて【小学生でも解けるような算数の問題をやっていた】、英語の授業なんかは【アルファベットの読み方から教わっていた】というような奴がザラにいた。

もっと酷いパターンだと中学生の時にグレていたとか不登校だった人もいるので、そうゆう人達は昔から学校なんてまともに通っていない。もちろん授業なんかろくに受けずに育ってきたので、簡単な漢字の読み書きすらもまともに出来ない奴もいるくらいだ。実際そうゆう奴は専門学校の学科の授業の時もテキストの問題の読み方がわからず苦戦していて、放課後にみんなが下校した後も先生と居残りで漢字の読み方の勉強をさせられていた。

そんなバカでも美容師になる事は出来る。

なぜなら

専門学校というのは基本的に商売だ学校を選ばなければ学費さえ払えば誰でも入れるところなんていくらでもある。学歴ももちろん関係無い。どんなバカ高校出身でも高卒の証明さえあれば入学可能で、通信制に関しては中卒でも入れる。

というのも

正直言って、美容師になるのに学生時代に習っていた数学や国語の学力なんて全く必要では無い。

字を書く時なんて【美容院のメンバーズカードにお客様の名前を書く】くらい。

他には

【カラー剤の調合をする時に例えばAとBの薬を何対何の比率で作るか】というクソ簡単な計算をするくらい。

こんなところだろう。

もしも日本語が全く喋れない外国人のお客様が来たとしても、今ならスマホの翻訳アプリなどを見ながら片言の英語を頑張って喋り、ジェスチャーなどを駆使すれば大体は何とかなる。

英語のスキルが全く無くても全然問題無い。

このように超絶おバカでも美容師になる事は全然可能だが、

それ以前に一番問題なのが美容学生の段階で美容師になるために国家試験というものに合格しなければいけないわけだが、

毎年学年に2〜3人、落ちる奴が必ずいる

実技と学科でそれぞれ試験が分かれているのだが、実技で落ちる人はまぁ仕方ない。極度の緊張からか何か予期せぬ事態やトラブルが生じて失敗してしまった人がほとんどなので運が悪かったとしか言いようが無いが

学科で落ちる奴は、正真正銘の馬鹿だ。

国家試験に出題される問題というのは決して物理化学や数学の問題のように難しいものではない。暗記するか、しないかだ。その暗記が効率よく出来るように、先生達も過去の問題集や色々なケースを想定した問題を作り、全力で教えてくる。

それでも学科の試験で落ちる奴というのは頭が悪いのでは無い。

危機感を感じて真面目にやるという事をしてこなかったアホであり、メジャーリーグ級のバカだ。

まぁ国家試験に合格して取得できる美容師免許なんて一度取得しまえば死ぬまで一生有効なので落ちてもまた取ればいいだけなんだが。

このように美容師というのはどんなに頭が悪くて学力が無くても関係無く就ける仕事なのである。

職人的な要素がある

美容師は技術職である。髪の毛を扱うプロフェッショナル。髪の職人だ。

大工さんや料理人と同じだ。ああゆう人達も馬鹿と言ったら失礼だが、学生時代の学力は関係無しにやってきているだろう。

美容師の場合は、女性の髪の毛を綺麗にするために専門的な技術や知識の研究に没頭しなければいけない。

皆、寝る間を惜しんで自身のトレーニングや勉強に打ち込んでいるのだ。

そこで必要とされるのはもちろんセンスというのもあるが、一番大事なのは努力だ。

努力を継続出来るか怠るかに頭の悪さは全く関係無い。

馬鹿なところも武器にできる

バカな奴でもそれがお笑い芸人のような面白いバカなら武器に出来るだろう。

美容師は技術職だと前述したが、接客業でもあるため人柄も売れっ子になるためには欠かせない要素だ。

どんなに頭が良くても真面目でお堅い接客、つまらない話しか出来ない奴は売れない。そんな奴はお客様からの需要は無い。

それならバカだが話が面白くて人間味にあふれた奴の方が全然良い。きっとお客様からも愛されるだろう。

実際、技術はクソ下手だがキャラクターが良すぎて多くの指名客を勝ち取っている美容師だってたくさんいる。それほどこの業界は人間性が重要視されるのだ。

馬鹿でも面白ければ武器になるところが美容師の良いところだろう。

まとめ

美容師は馬鹿でもなれる職業と言われる理由とは?

  1. 学力が必要無い。最低限の読み書きとクソ簡単な比率の計算ができればOK。
  2. 職人的な要素があり、頭の良さよりも必要とされるのは努力と継続力。
  3. バカなところも面白ければ武器として使える。

美容師はとてもユニークな人達が集まる職種だ。

バカすぎて面白い奴、バカすぎて若干迷惑な奴、バカすぎて浮いてる奴

色んな人を見てきたが、みんなに共通して言える事はただ一つ。

美容が好きで美容師を続けてきているという事だ。

今日のお話はここまでです。最後までお読み頂きありがとうございました!

またお会いしましょう!それでは⭐︎