美容院の疑問

美容院の髪を染めるメニューにはどんな種類があるのか?

こんにちは!そーいちろーです!

これから美容院で髪を染めようと思っている方へ一つ質問します!

ヘアカラーってどんな種類があるのか知っていますか?

きっと考えた事もないでしょう。

種類なんてきっとおしゃれ染めと白髪染めくらいだと思っていませんか?

実はあなたが思っている以上にヘアカラーというのは用途や目的に応じて細かく分類されるのです。

その知識をざっくりと知っておくだけでも、あなたが今後、髪の毛をこんな感じにしたい、あんな感じにしたいと思った時に役立つはずです。なぜなら、美容院に行った時に美容師との専門的な会話が多少できるようになるからです。

というわけで今日は私現役の美容師がヘアカラーの種類を片っ端から一つ残らず解説していきますよ〜!

髪を染めるメニューはこれだけたくさんあった!知っておくべきヘアカラーの全種類!

ざっくりと大まかにわけて5種類、これからさらに細かく分類されるのでもっと増えます!意外にたくさんあることに気づきますよ!

永久染毛剤

最もポピュラーに使われるアルカリ性のヘアカラー剤で、一般的なおしゃれ染め、白髪染めなんかはこの永久染毛剤に分類されます。

流行りのカラー剤の名称ってたくさんありますよね!例えばイルミナカラー、アディクシーカラー、スロウカラーなど…例を挙げたらキリが無いのですが、それらも全部この永久染毛剤だと思ってもらって大丈夫です。

半永久染毛剤

ヘアマニキュアって知ってますか?美容院によっては酸性カラーと称される事もあるのですが、このヘアマニキュアは前述した永久染毛剤と違いアルカリ性じゃなくて酸性で作られているからそう呼ばれるのです。

ヘアマニキュアについて詳しく述べると?

あなたがもし地肌が弱くてかぶれやすい、通常のアルカリカラーでは安全性の意味で染めるのが困難な場合に使ったりするのがヘアマニキュアです。

特徴として

  1. 酸性であるため元の状態より明るくできない。色をのせるのが目的。
  2. かぶれを起こすなどのアレルギー反応はほとんどない。
  3. 持ちが悪く3週間ほどで色が抜けてしまう。

というものがあります。

つまりどうゆう方が使用対象者かというと

  1. 白髪があって、そこに色を入れたい。
  2. 地肌がしみないようにしたい。
  3. 髪を傷ませたくない。

この3つに全て該当する方です。必然的に年配のお客様にリピーターが多いメニューですが、もしあなたが上記の条件に全て当てはまるようでしたら次に美容院に行ってヘアカラーをする際に

『ヘアマニキュアを考えているのですが、どう思いますか?』と美容師に相談してみるのも良いでしょう。

徐染性染毛料

カラーバター、カラーリンス、マニックパニックなどと呼ばれるものはこれに該当し特徴として

  1. 弱酸性であるため、傷まない。
  2. アレルギー反応が少なく、かぶれなどの症状が起きにくい。
  3. マニキュアと違い、地肌についても色素沈着してしまうことはない。

という事が挙げられます。あなたが知っておくべき知識として

カラーバター

傷ませずにナチュラルな色からビビットな色まで幅広く髪色を変えたい方におすすめです。

特徴として

  1. カラーバターの成分は90%以上がトリートメントで作られているため全く傷まない。
  2. カラー後の手触りはとても良い。

アルカリカラーと違い1剤と2剤の混合や薬剤選定の知識もいらないので、やろうと思えばセルフでも染められます。

ただ、カラーバターはあくまでトリートメントに着色料が付いたものです。アルカリカラーと違い、あなたの髪が黒色だった場合はほとんど発色しません。1〜2回のブリーチ履歴があって金髪に近い状態もしくは最低でも12トーンくらいの明るさがあった状態で使用するべき物です。

カラーリンス

傷ませずにご自宅で手軽に白髪染めをしたい人が使うものです。

あなたがもし白髪染めをしたいと思った時に

美容院に行くのが面倒、お金をかけたくない何か良い方は無いかな?』と考えたとしましょう。

こんな時に便利なのが、カラーリンスです。お風呂場でシャンプーをした後にサッと5分程で使用できますが、デメリットとして

  1. 繰り返し使わなければ染まらない。
  2. あくまで色素を髪の表面に付着させているだけなので、色落ちも早い。

という事が挙げられます。

とりあえず何でもいいので髪を傷ませずにサクッと白髪染めを自宅で行いたいときのみ使用をおすすめします。

マニックパニック

あなたの髪がある程度ブリーチの施術履歴があったとして、金髪のような色になっていたとします。そこで、海外のパンクロッカーのようなビビットな色を毛先などに入れたいとお考えの時にはこのマニックパニックが最適でしょう。カラーバターやカラーリンスと同様にトリートメント作用があるので傷んだ毛先にも多少手触りを良くする効果があります。

脱色剤

いわゆるブリーチです。前述したようにカラーバターやマニックパニックで明るく透き通るようなカラーリングや派手で奇抜な色味を入れたい時などにはこのブリーチが必須になります。

しかしこのブリーチにはデメリットも存在します。

  1. 美容院の施術の中でもトップクラスと言われるくらいに髪が傷む。
  2. 施術後はパーマや縮毛矯正の施術はまず不可能。
  3. 伸びると地毛との境目がかなりはっきりと出る。

というもの。

しかしSNSやウェブサイドでよく見かける明るくて可愛い透明感のあるような色味はこのブリーチの施術をしてから再度カラーリングをしてる事が多いです。

あなたが知っておいた方がいい内容として

美容院に行ってブリーチカラーを勧められる、もしくは自分からオーダーした場合、そこには多大な髪の毛のダメージが待ち受けているという事とその日以降パーマや縮毛矯正の施術ができなくなるという事を頭の片隅に入れておきましょう。

一時染毛剤/着色料

カラースプレーやカラースティックなどがこれに該当します。その名の通り一時的に髪の毛に色をのせるためのカラー剤であって、当然洗えば落ちてしまいます。

使用用途としては

  1. JKが頭髪検査の際に一時しのぎで自身の頭を黒染めしたい時
  2. 法事の時など自重しなければいけない場面で髪を一時的に暗くしたい時
  3. 顔周りや頭頂部など見えるところに白髪があって、お出掛け前にその部分だけごまかしたい時

こんな時にカラースプレーやカラースティックは役に立つ事でしょう。

まとめ

永久染毛剤

ヘアカラー施術の大多数を占める最もポピュラーなアルカリカラー剤の事。○○カラーというニックネームがついたものは大体これに該当する。

半永久染毛剤

ヘアマニキュアの事を指し、薬剤自体が酸性であるところから酸性カラーという名称でメニューとして売り出されていたりします。白髪染めをしたいが地肌が弱く、髪を傷ませたくない人に最適。

除染性染毛料

カラーバターやカラーリンス、マニックパニックなどがこれに該当する。トリートメントを主体にした着色成分なので傷まないが髪が暗い人に使ってもほとんど発色しない。既にブリーチなどで髪を明るくしてある人がビビットな色味を入れたい時などに使える。薬剤選定や知識が必要なくそのまま使用できる物として市販商品としても販売されているため、セルフでもカラーリングが可能。

脱色剤

いわゆるブリーチの事です。透明感のある明るい髪色や派手なビビット系のカラーリングをしたい時には欠かせません。しかし、そこには常にハイダメージを伴うリスクが生じるため今後パーマや縮毛矯正をかけるのが困難になるというリスクを頭の片隅に入れておかなければならない。

いかがでしょうか?

これらをざっくりと把握しておくだけでもあなたの予備知識の幅はグッと広がりこれから美容院で髪を染める時も必ず役に立ちます。

なぜなら、自分がどうゆう目的でどうゆうカラーをしたいのか迷わずにメニューを決める事ができますから!!

今まで美容院で美容師のカウンセリングを聞いてもよくわからずに施術してもらっていた経験もあったのではないでしょうか?

専門的な知識までは知っておく必要ないですが、ヘアカラーには大体どんな種類があるのかだけでも知っておくとだいぶ違うはずです!

今回の記事があなたにとって少しでも参考になって頂けましたら幸いです♪

またお会いしましょう!それでは☆