
【育毛シャンプーに興味があるが、正直何を選んだら良いのかがよくわからない】
薄毛を気にされている方で、そんな悩みを持つ人も少なくないだろう。
ごもっともだ。
高いお金を払ってしばらく使い続けても全く効果が無かったらまるで意味がない。時間と金を無駄にしただけだ。
私も現役の美容師として職業柄、色々なシャンプーを見て調べてみたりはしているのだが、検索エンジンの上位に表示されているような物でも
これ本当に効果あんのかな?って思う事は多々ある。
私は11年間も美容師をやってきているおかげで育毛シャンプーを選ぶときに絶対に確認するべきポイントというのは把握しているつもりだ。
それは決して難しい事でも何でも無い。
今日はその育毛シャンプーの簡単な選び方について、詳しく解説していきたいと思います。
目次
どんな事に着目して選ぶべきなのか?
育毛シャンプーに必要な要素は実にシンプルだ。
- 洗い心地の良さ
- 仕上がりの手触り
- 育毛成分の有無
この3つだけを考えれば良い。詳しく説明するなら以下の通りだ。
洗浄成分は何を使用しているのか?

基本的にシャンプー剤に使用されている洗浄成分は3種類だ。
- 高級アルコール系
- 石けん系
- アミノ酸系
育毛シャンプーを選ぶ上で、まずこれらの特徴をそれぞれ知っておいた方が良い。
一般的に市販されているシャンプー剤の代表的存在。ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなどと表記されている事が多い。洗浄力が強く泡立ちが良いところが特徴である。「高級」は高価という意味ではなく分子量が大きい事を意味する。
脂肪酸カリウムを主成分とした界面活性剤。洗浄力が強く皮脂をしっかり洗い落とせるが、アルカリ性であるため人によっては洗い上がりがギシギシになってしまったり石鹸カスが残ってしまう場合がある。
人間本来の性質である弱酸性で作られているため毛髪にも頭皮にも優しい。ココイルグルタミン酸、ラウロイルグルタミン酸、ヤシ油脂肪酸などといった名称が主な例。長期間で使用を継続する事によりカラーやパーマで傷んだ毛髪を補修する効果がある。他の界面活性剤に比べ若干泡立ちが悪いため二度洗いをする必要がある。
上記がシャンプー剤で主な洗浄成分として使われている物だが
大切なのは、あなたが自分の肌質や髪質に合わせて育毛シャンプーを選ばなければいけないという事だ。あなたの肌が乾燥タイプか脂性タイプ、髪の毛も健康毛かダメージ毛なのか。それによって使う物も変えなければいけない。
という事でそれについての分類の仕方を紹介していきます。
高級アルコール系が合っている人
洗浄力が強い泡立ちが良いラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naのシャンプーは
割とどんな肌質や髪質の人にも対応できる万能タイプだ。なぜなら市場に出回っている多くのシャンプーの主成分が高級アルコール系だから。
しかし、ちょっとした刺激にも敏感なデリケートな肌の人やあまりにも髪の毛が傷んでしまっている髪質の人に使用してしまうと使用後にちょっとヒリヒリしてしまったり髪がバサついてしまう恐れがあるため控えた方が良いだろう。
石けん系が合っている人
これはあらゆるシャンプー剤の中でも最も洗浄力が強く刺激が強い。
頭皮がギトギトしやすい方に関しては毛穴の詰まりを石けんシャンプーの力で綺麗に洗浄し、抜け毛を減らす効果があるので育毛には適していると言える。
しかし
乾燥肌の方に使用すると必要以上に皮脂を洗い落としてしまい、その後失われた皮脂を取り戻そうと頭皮から皮脂が過剰分泌してしまう恐れがある。そうなると結果的に育毛の効果は全く得られない、むしろ抜け毛が増えてしまう可能性がある。
つまり石けん系のシャンプーを使用するべき人はよっぽど皮脂の分泌量が多くてギトギトしやすい人のみという事になるわけだ。
アミノ酸系が合っている人
敏感肌やダメージ毛の方で何かと刺激に弱い方に一番最適だ。
高級アルコール系や石けん系のシャンプーで洗うと頭皮が乾燥してかゆくなってしまう、ヒリヒリしてしまう方なんかは特におすすめだ。
逆に
前述したように頭皮が常に脂ぎっていてギトギトしてる人にアミノ酸系のシャンプーを使用してしまうと低刺激だが洗浄力がマイルドな分、【中々泡立たない】【髪のベタつきが取れない】などのデメリットが発生してしまうので使わない方が良いだろう。
ここまでの説明をまとめて結論を出すなら
シャンプー剤の主成分をよく確認する意味は
育毛をしっかり促すためには自分の髪や肌に合った適度な洗浄力を持つものを選ばなければいけないという事である。
洗い上がりの手触りはどうなのか?

薄毛対策のために育毛シャンプーを使うわけだが
洗い上がりの手触りがキシキシしすぎてしまっては正直使う気が失せてしまう事もあるだろう。
という事で
シャンプー剤そのものにも毛髪補修成分やコンディショニング成分、保湿成分などがしっかり配合されているような物を使用してあげるのが望ましい。
ちなみに私は自分の髪の毛には使用した事が無いが、シャンプーにもトリートメントにもスカルプ剤にも全てに毛髪補修成分が配合されている育毛ケア用品があって、それを私が勤めている美容院のお客様に試してみたところ見違えるように髪にハリコシが出て頭頂部の割れ目が無くなるくらいにボリュームが出た。そして洗い上がりの手触りも良い。
その商品の特徴と実際に使用した時の様子を別の記事にまとめてみたので、興味がある方は良かったら読んでみてほしい。
育毛を促すための成分は入っているのか?

シャンプー剤自体に育毛を促す効果があるのか?
正直これが一番大事だ。
本来シャンプーは頭皮を綺麗にするのが目的。
洗浄力や洗い上がりの爽快感を売りにしている育毛シャンプーは数多く存在するが
シャンプー剤の中に育毛・発毛を促進させる効果を持つ成分を配合させている商品は実は少ないのが現状だ。
私も現在31歳で2年ほど前から自分の髪のボリュームが急に無くなった事に気付き
色々な育毛シャンプーを調べて実際に効果が実証されている物を見つけたが、非常に数が少ない事がわかった。自分の髪の異変に気づいたのも早くてすぐに対策を立てられたから良かったものの
数少ない効果のある育毛シャンプーに出会えて本当に良かったと思っている。
当時から現在もずっと使い続けている育毛シャンプーやそれに付随したスカルプ剤の事について詳しくまとめた記事を書いてみた。興味がある人は一度読んでみてもらいたいと思う。
まとめ
育毛シャンプーの正しい選び方とは?
- 主な洗浄成分に何が使われているかをよく確認し、自分の肌や髪質に合った物を選ぶ。
- 洗い上がりの髪の手触りも長く使用していくためには大事な事なので、できるだけ毛髪補修成分やコンディショニング成分が豊富に含まれている物を選ぶ。
- シャンプー自体に育毛・発毛を促す成分が含まれている物を使用しなければ効果は得られない。
いかがでしたか?
今回説明した内容が参考になってもらえれば幸いです。
またお会いしましょう!
それでは⭐︎