知識

30代の男性美容師は睡眠時間にマジで気を使った方がいい理由

30歳のスタイリストは高校からそのまま専門学校に上がりその後新卒としてすぐにスタートしたのであれば約10年のキャリアを経ている事になり、いわゆるベテランの領域に入っているでしょう。

人によっては店長を任されていることもザラだろうし、早い人なら独立して店を構えているかもしれない。

美容師としてかなり板についてきて、それなりに安定した暮らしを送れている人が多いと思います。

私も現在31歳ですが、アシスタントの頃やスタイリストデビューしたての頃と比べるとかなり安定してきているのですが

その一方で、我々30代の男性はこれからマジで気を付けなければいけない事があります。

それは

オッサン化です。

老化には本当に気を付けなければいけません。我々はもう10代や20代前半の若者と違って日々の代謝量は悪くなってくる一方で段々と身体の衰えが始まってきてしまっています。

あなたも気づいていると思うが、若いアシスタント時代と違い毎日の仕事の疲れが取れにくくなってきていますよね?

それは間違いなく老化が始まっている証拠です。

是非ともアンチエイジングをしていくべきです。

そのために今日から早速実践できる対策は

しっかりと睡眠時間を取ることです。

私もこの歳になってからは毎日の睡眠には非常に気を使っています。

一体なぜ、十分な睡眠時間の確保が我々30代の男性美容師にとって必要なのか

詳しく解説していきましょう。

なぜ睡眠時間に気を付けるべきなのか?

ビール腹になる危険性を減らせる

私は29歳の時に85キロあったデブだったのですが、3ヶ月で15キロのダイエットに成功しています。

https://hairmakesoichiro.com/3month-15kilo-diet/

その時に一番気を使っていたのが食事だったのですが、その次に睡眠時間には十分気を使っていました。

睡眠不足は絶対に太るし、オッサンの典型的な特徴であるビール腹の原因になります。

年齢と共に横の繋がりが増えてくる一方で飲み会の機会は増え、必然的にビール腹の危険性は高まるのです。

これは私の経験から語りますが、間違いありません。

若者と比べて代謝が悪くなっている。その上睡眠時間もろくに確保でいていないとなれば、それは当然腹が出る原因となります。

私も太っていた頃はまさにそれでした。

仕事で毎朝7:50には起きなければいけないのに夜更かししてビールを飲みご飯もたらふく食べてそのまますぐに寝て…と言う日々を繰り返していたら29歳の時に中年男性のようなビール腹になってしまったのです。

それからはさすがにヤバいと思って毎日必死に太らないような食生活を心掛けて睡眠時間をしっかり取るようにしていたら無事にダイエットに成功する事ができたわけですが

毎日できれば8時間以上、そして22時から深夜2時の間には就寝しましょう。

このくらいしっかり睡眠を取る事で、我々代謝の悪い30代はようやく寝ている間に新陳代謝を促し、脂肪の燃焼をさせる事ができます。

ちなみに

『自分はビールを飲まないから関係無い』と思っているならそれは大間違いです。

ビール腹は糖質が原因の肥満なので飲んでも飲まなくても好き放題食べて過ごしていたら代謝の悪い30代には全員に起こり得る。

仮に今が大丈夫だったとしてもそのうち必ず肥満の兆候が現れます。

なので、その日摂取した食事をきちんと消費するためにも、睡眠時間はしっかりと確保しましょう。

薄毛のリスクがあるから。

アンチエイジングで一番気を付けたいのはやはりこれですね。

美容師たるものハゲてしまっては髪の毛を施術する者としては説得力に欠ける恐れがあります。

私は29歳の時に代謝が悪くなってきてしまった証拠であるデブを体験し、その一年後の30歳で若干の薄毛の兆候を感じたので

必死に育毛ケアを始めました。(詳しくは下記のリンクに)

https://hairmakesoichiro.com/usugetaisaku-lifestyle/

もしもあなたが最近自分の髪の毛にワックスを付けたりしてスタイリングをしている最中に

『なんだか頭頂部がペタッとするなぁ…』という兆候を感じたのであれば

今すぐに育毛剤を使うなどの頭皮ケアを始めた方がいい。早いに越した事ありません。

そして、この頭皮ケアに加えて必ず意識してほしいのが

毎日の睡眠時間です。

これは間違いなく育毛に大きく影響を及ぼします。

あなたもこれまで美容師をやってきて

毛髪は毛乳頭で育てられ、男性なら2〜3年の周期で髪の毛が生え変わるというヘアサイクルの話を一度は聞いた事があるでしょう。(アシスタントの時点で既に勉強している人が多いと思いますが)

その毛乳頭での髪の毛の成長を促す成長ホルモンはまさに睡眠中に分泌されます。

ビール腹の対策と同じですね。

十分な睡眠時間を確保する事で、身体全体の新陳代謝を促すだけではなく、薄毛を防ぐための成長因子を増やす事ができるのです。

ハゲたくなければ、是非とも今から睡眠や育毛剤など頭皮ケアをしていきましょう。

毎日帽子を被ってサロンワークをするのも大変な事です。(夏場は特に蒸れますから)

それに、サロンによっては帽子を被って勤務するところが認められていないところもありますよね?

美容師は女性に髪の毛の話をしていくうえで、説得力を持たせるならまず自分の髪型からビシッと決めなければいけません。

身体を壊しかねない

我々美容師は基本的に

  1. カットやカラー、パーマなど一日中立ち仕事
  2. 拘束時間も平均して10時間以上と長い
  3. 休憩時間も1日に30分未満と非常に少ない

というオーバーワークをこれまで否応無しにこなしてきていますが

この先もこの肉体労働を今と同じように続けられるのでしょうか?

今はまだギリギリ大丈夫だと思います。まだあと数年は耐えられるでしょう。

しかし

これが30代後半になってきたら?今と同じ疲れ方で済むと思いますか?

きっと、もっともっとしんどくなると思います。

このまま若い子と同じように体に鞭打って無理していたら

確実に身体を壊しますよね?

そうならないようにするためにも

我々オッサンの予備軍である30代の男性美容師は日頃の睡眠時間には気を使うべきです。

営業後に後輩のアシスタントの子の練習を見なければいけないのであれば

それは平日の営業中の暇な時間帯にできるようにするとか

サロン定休日の前日に練習会を設定するとか

とにかく自分達にも部下にも負荷がかからないように方針を決めましょう。

練習会以外にも他に事務仕事など営業後にやらなきゃいけない事がたくさんあるのなら

それも毎日の自分の身を削ってまでやらなくてもいいようにスタッフ同士話し合うべきです。

これまで30代の男性の睡眠時間が不足すると脂肪の燃焼もされずに体は太るし、成長ホルモンは分泌されにくくなるので薄毛の原因となりかねないからヤバいですよという話をしましたが

仕事が終わって翌日、昨日疲れがまだ取れていないと感じでいるのであれば

それは確実に身体の衰えが始まっている証拠です。

これまで以上に睡眠時間など健康管理には気を付けましょう。

さもないと、マジで身体を壊しますよ?

まとめ*私が提案したい事

30代の男性美容師は日々の睡眠時間をきちんと確保しないと

  1. ビール腹になる
  2. 薄毛のリスクが高まる
  3. 身体を壊す

というようなデメリットがあるという事をお話しました。是非参考にしてください。

そして、最後に私から一つ言っておきたい事があります。

そもそも美容業界では平気で法律を無視した労働が強いられているのが当たり前になってしまっていますが

正直、イカれていると思います。

私は27歳くらいの時までは正社員でスタイリストをやっていましたが

契約書には労働時間は毎日8時間の拘束で休憩は1時間保証されていると書いてあるのにも関わらず、実際は毎日10時間以上は余裕で拘束されるし休憩も30分しかありませんでした。(しかも非常階段で)

スタイリストになっても毎朝早いし営業後には意味不明の事務仕事はサービス残業でやらされるし帰宅の時間は遅いし

睡眠時間はめちゃくちゃ少なかったので、ストレスが溜まりすぎてフリーランスになりました。

それからは誰に時間を拘束される事もなく毎日自分のペースで気楽に働く事ができているわけですが

そこで

スタイリストになってバリバリできるようになったあなたも

フリーランスになる事を検討してみてはいかがでしょうか?

そりゃ確かに正社員と違って保証があるわけでも無いし、給料も完全歩合性なのでその月によって多い時と少ない時でばらつきがあるなどデメリットはあるのですが

誰にも時間を拘束されないので自分の健康管理は確実に守れますよ?

正社員のスタイリストなら暇でもフロアに立って何かをしていなければいけない、営業時間が終わるまでは店から一歩も外へ出られないなど規則があるから年々しんどくなるわけですが

フリーランスはいつ何時に何をしてようと全て自由です。

誰も自分に何かを命令する事なんてできません。

毎日の早起きが辛いなら午後から予約を受け付けるようにするなど自分で調整も可能です。

体力の心配をする必要が無くなります。

我々美容師は技術職である以上、体が資本です。

長くこの仕事を続けていくためには

自分の健康管理が一番重要です。

自分の年齢を考慮し、歳を取っても無理なく働いていける環境を探す事も必要になってくるのではないかなと思います。

是非参考にしてみてください。

おしまい。